
緩慢冷凍では再現できなかった“できたての味”を、ゼロカラの急速冷凍技術が実現。導入後は肉や魚料理の品質が大きく向上し、献立の幅が拡大。施設や病院向けにも安定したおいしさを届ける体制を構築されています。そんな給食サービスを展開されている企業様にお話を伺いました。
| 【凍結品目】 | 給食サービス業 | 
|---|---|
| 【導入機種】 | ZERO-03 | 
| 【導入目的】 | 調理の効率化と品質維持の両立 | 
緩慢冷凍では、調理品の味や食感が落ちてしまい品質を維持できなかった。
コロナ禍において従業員の出社が困難になり、主力サービスで合ったクックチルによる惣菜提供が難しかったことと、お弁当の提供を行うことを経営方針として決めたことにより、冷凍による提供を開始しました。当初、緩慢冷凍をしていましたが、味が落ちてしまうことがあり、味を維持できる凍結技術と凍結機を探していました。
シンクタンクが実施する勉強会に出席した際にゼロカラの凍結機を知りました。そこで、ゼロカラから試食会の案内をいただき、複数名で参加させていただき、試食したところ冷凍した食事と元の食事で味の違いに差分がなく、お客様においしい食事を提供できると判断し導入しました。
献立が短期間で重ならないように工夫をしているため、現在の提供商品の主力は、当日調理した惣菜を小分けして真空パックに詰めて冷蔵(チルド)での提供となっています。しかし、小分けパックではなく弁当容器に詰めて配送してほしいというニーズがある老人ホーム等の施設では、配送当日の食事分はチルドで翌朝の朝食は冷凍で提供しており、チルドとゼロカラの凍結機を使用した冷凍品を組み合わせながら提供しています。また、配送時間がかかるところについては冷凍品の提供となっています。
惣菜は利用者様の栄養バランスを考えた献立をもとに調理し作っており、好き嫌いやアレルギーなどの禁止食からイベントメニューの対応まできめ細やかな対応をしたいと考えています。緩慢凍結では味が落ちてしまうため、献立の幅に制限がありましたが、ゼロカラの凍結機は特に肉・魚については味がよく、献立の幅が広がり利用者様から満足頂いています。
導入直後は、ゼロカラの凍結機で小分けしたパックを凍結しているため、凍結後トレイを引き出す際に、パックが水槽に落下し、凍結機が稼働させられないといったことが複数回ありましたが、毎回、ご連絡後、すぐに駆けつけて解決いただいており、ゼロカラのメンテナンスサービスはとても良かったです。
まだまだチルドが主力で、冷凍品は300-400食程度ですが、献立サイクルが短くある程度内容が重なってもよいような病院への惣菜提供については冷凍品が伸びています。
煮魚のような1日おいておくことでさらに味がよくなるようなものは冷凍品に向いていると思っています。
今後、チルドとフリーズのハイブリッドで、栄養満点の美味しい惣菜を提供できるようにしたいと考えています。

