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冷凍豆知識

2024.04.03

食パンは冷凍保存できる?冷凍方法からおいしい解凍方法まで紹介!

冷凍

食パン

 

朝食の定番の食パンは冷凍保存できるのをご存知ですか?とくに枚数が多いと購入後賞味期限内に食べ切るのはなかなか難しく、どのように保存しておけばいいのか悩みますよね。

 

本記事では、食パンの正しい冷凍方法や解凍方法について紹介します。

 

冷凍食パンのアレンジレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

食パンを冷凍するメリット

食パンは冷凍することによってどのような効果が得られるのでしょうか。冷凍で得られるメリットは、以下の3点です。

 

 

では、順番に解説します。

おいしさをキープできる

冷凍保存すると、食パンの食感や風味を損ねずに長期間の保存ができます。食パンは湿気に弱いため常温保存をしておくと、カビの発生につながる可能性があるので注意が必要です。

 

冷凍庫内の温度は常に-18度を維持しているので、食パンの温度を急激に下げてでんぷんの劣化スピードを抑えられます。そのため、消費期限内に食べきれないと判断したらなるべく早めに冷凍するようにしましょう。

 

カリカリした食感を楽しめる

食パンを食べるときにはしっかり焼いてクリスピーな食感が好きという方に冷凍保存おすすめです。冷凍した食パンを凍ったままトーストすると、表面の水分が程よく飛び、表面はカリッと、中はふんわりと焼き上がります。

 

乾燥を防げる

常温保存は、食パンの切り口から水分が蒸発しやすいので乾燥が進んでしまいます。また、冷蔵保存においても庫内の冷気によって水分が蒸発します

 

食パンに含まれるでんぷんは水分が蒸発してしまうと固くなる性質があり、風味やふわふわ感を損ねてしまうので保存には注意が必要です。

そのためすぐに食べる分は、冷蔵を避けて保存袋やラップなどで密閉して常温保存し、残りの食べきれない分は早めに冷凍庫に移すのを心がけましょう。

 

食パンを冷凍するときのポイント

 

食パンは正しい方法で冷凍すれば、2週間以上もの長期間おいしさを維持しながら冷凍ができます。ここでは、食パンを冷凍するときのポイントについて紹介します。冷凍時のポイントは、以下の3点です。

 

 

では、順番に解説します。

 

1枚ずつ小分けにラップする

食パンの冷凍は小分けがおすすめです。袋ごと冷凍してしまうと水分も一緒に冷凍してしまうので、乾燥だけでなく食パン同士がくっつく可能性もあります。

 

未開封の食パンでも同じような現象が起こるので、1枚ずつピッタリとラップを密着させてから冷凍するようにしましょう。

 

丁寧に冷凍することで空気の侵入を防いで匂い移りや変色、パサつきといった「冷凍焼け」も防げます。また、1枚ずつ冷凍すれば必要な分だけ取り出せるだけでなく、解凍時の表面積が広くなるので解凍も早くなります。一斤で購入した場合は、スライスしてから1つずつラップするようにしましょう。

 

素早く冷凍する

時間をかけずにすぐに冷凍すれば、食パンの品質を損なわずに冷凍できます。時間がかかってしまうと、パサつき品質が落ちやすくなってしまいます。

 

素早く冷凍するには、熱伝導の良いアルミ製のバットやトレーにのせるか、長期保存をする場合には冷気の伝わりやすいアルミホイルで包むのがおすすめです。

 

アルミホイルで包めば解凍してそのままトースターで加熱でき、焼き色がつかずにしっとりとやわらかい食感が味わえます。ラップは乾燥や臭いうつりを防ぎ、アルミホイルは低温で早く冷凍ができるのでうまく使い分けて効率よく冷凍するようにしましょう。

 

冷蔵庫に急速冷凍機能がついていれば、積極的に活用していくとより効果的です。

 

保存袋に入れる

保存袋に入れればラップだけの状態よりもさらに空気の侵入を防げて、品質が維持できます。食パンが入る大きめの密閉袋に入れてしっかりと空気を抜いて保存し、冷凍する場合には中で食パンが潰れないように注意しましょう。袋だと潰れるのが心配という方は専用のタッパーなどで冷凍するのがおすすめです。

 

冷凍食パンのおいしい解凍方法

 

冷凍食パンの保存方法について紹介してきましたが、ここからは冷凍した食パンをおいしく食べられる解凍方法について紹介します。解凍方法は、以下の3つです。

 

 

では、順番に解説します。

 

自然解凍する

自然解凍は冷凍庫から取り出してラップに包んだまま常温に戻すだけなので、最も手軽な方法です。そのままでもふんわりとした食感を楽しめ、軽くトーストしてもサクッとした軽い食感でおいしく食べられます。

 

2、3時間で解凍できてお弁当に入れるサンドイッチ用にも使えます。季節や室温によって解凍時間は変わってくるので、こまめに様子を見ながら解凍するようにしましょう。

 

電子レンジで加熱する

忙しく時間がない朝やすぐに使いたいという方には、電子レンジ解凍がおすすめです。カリカリ感はなく、ふんわりとした味わいが魅力です。500Wで20〜45秒を目安に少しずつ加熱していきましょう。

 

電子レンジの種類によって仕上がりが変わっていくので、こまめにチェックをする必要があります。やわらかい食感が好きな方や、普段あまり食パンを焼かない方にぴったりな解凍方法です。

 

冷凍のままトースターで焼く

冷凍食パンは常温に戻さなくても、トースターで焼きながら解凍ができます。トースター解凍は短時間の高温加熱により水分の蒸発を防げるので、食パンが硬くなりにくいです。そのため、外は香ばしいきつねの焼き色がつき中はふんわりと仕上がります。

 

薄切りの食パンであればよりクリスピーな食感を楽しめるでしょう。200度に予熱したオーブンで4、5分程度焦がさないように様子を見ながら焼いていきます。厚みのある食パンの場合は、一度レンジで軽く温めてからトースターに入れると芯まで熱が入るでしょう。

 

焼く前に事前に霧吹きや湿らせたキッチンペーパーなどで水分を含ませておくと、しっとりとした食感に焼き上がります。トースターがない場合は、魚焼きグリルやコンロに網を被せて焼けば直火を使って高温で焼けるのでおすすめです。

食パンの日持ちの目安

 

食パンの日持ちは冷蔵の場合2、3日程度で冷凍の場合は2週間から1ヶ月程度の保存が可能です。常温保存の場合は日持ちが悪く、放置してしまうとカビの発生につながる可能性があります。

 

食パンに含まれるでんぷんは保存温度が2〜5度だと劣化が進み、風味やふわふわ感を損ねる原因となるため、冷蔵保存には不向きです。冷凍保存であれば急速に温度が下がりでんぷんの劣化を抑えながらおいしさをキープできます。

 

さらに水分が適度に失われるので、焼いたときにカリッとした食感が楽しめます。夏場は冷凍庫の開け閉めが増えて庫内の温度が変化しやすいので、なるべく当日中を目安に早めの消費をするようにしましょう。

 

また長期間冷凍しすぎて乾燥してしまった場合には、削ってパン粉としても活用できるのでムダなく使えます。再冷凍は品質の劣化や冷凍焼けにもつながるので、1回で使い切れる分ずつ小分けにして冷凍するのがおすすめです。

 

冷凍食パンのおすすめレシピ3選

 

冷凍食パンはさまざまな料理にアレンジができるので、食べ飽きることなく最後まで楽しめるでしょう。ここでは、冷凍食パンのおすすめレシピ3選を紹介します。身近な食材で簡単に作れるので、ぜひ参考にしてください。

 

クルトン

冷凍食パンは小さくカットしても角が潰れにくいのできれいな形のクルトンが作れます。冷凍食パンを1〜1.5cmほどの角切りにしたら、油を引いたフライパンで混ぜながら炒めていきます。焦がさないように中火で木べらを使って混ぜていくようにしましょう。

 

全体がきつね色になったら火を止め、塩で味を整えれば完成です。ヘルシーに作りたい場合は、フライパンではなくオーブンを使ってカラカラになるまで水分を飛ばして乾燥させれば、ノンオイルで体にやさしいクルトンも作れます。

 

乾燥剤と一緒に密閉容器で保存すれば、しけることなく保存できるでしょう。サラダやスープのトッピングにおすすめです。

 

フレンチトースト

卵液に浸す時間がかかるフレンチトーストも冷凍食パンを使えば時短で作れます。凍ったままの食パンにフォークで数箇所穴を開けておけば卵液が染み込みやすく、さらに電子レンジで加熱すればしっかりと卵液が食パンの中心まで行き渡るでしょう。

 

その後バターを溶かしたフライパンで焼き色がつくまで加熱すれば、短時間とは思えないふわとろ食感のフレンチトーストが味わえます。お好みではちみつやメープルシロップをかけて食べてもおいしいです。

 

ピザトースト

ピザトーストは解凍時に調理する手間なくトーストするだけで、すぐにおいしいトーストを味わえるのが魅力です。

 

家にある余った具材でさまざまなアレンジができ、食パンに具材やソースをのせてから冷凍もできます。厚めのパンで作れば、ピザのような外はカリッと中はもちもちとした食感が楽しめるでしょう。朝食だけでなく小腹の空いたおやつにもおすすめです。

 

冷凍をうまく活用して食パンを長持ちさせよう!

食パンは正しい冷凍保存を行えば、品質を維持したまま長期間の保存が可能です。袋ごと冷凍するのではなく、1枚ずつしっかりとラップをしてから冷凍するように心がけるのが大切です。

 

冷凍食パンをうまく活用して、毎日の食卓のバリエーションを増やしていきましょう。

この記事を書いた専門家(アドバイザー)

著者情報 ゼロカラ編集部

超高速凍結機、急速凍結機、液体凍結機、ナトリウム除去装置、凍結製造ライン設計の株式会社ゼロカラ

特許取得済み

“世界最速”の凍結スピード

はゼロカラ

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