この度、私たちはゼロカラに参画し、CFG(シェフ・フローズン・ガストロノミスト)として新たな挑戦をスタートしました。10年以上にわたり料理の世界で共に歩んできた私たちが、なぜ今、ゼロカラの凍結技術に魅力を感じ、新しい一歩を踏み出すことを決めたのか。その想いと、これから目指す未来についてお話ししたいと思います。(写真 左:西田朱里/右:荒谷未来)
目次
私たちがゼロカラを知ったのは、ケータリングや飲食業を通じていくつもの課題に直面し、その解決策を模索していた時期でした。特に、賞味期限による食品ロス、作り手の限界による受注数の制約、天候によるイベント中止など、日々の業務で避けられない問題に悩んでいました。
「品質を落とさずに食材や料理を保存できたら」「一度に大量に仕込むことで、もっと多くの受注をこなせるのに」そんな思いを抱えていたときに出会ったのが、ゼロカラの凍結技術でした。
この技術なら、事前に大量調理をしても品質を維持したまま保存でき、業務の効率化につながる。そう確信した私たちは、新たな挑戦を決意しました。
ゼロカラの技術に触れたとき、「不可能がない」と感じました。これまで「できない」と思っていたことが次々と可能になり、未来が広がるような感覚を覚えたのです。
特に、冷凍に対する常識が覆されたことが大きな衝撃でした。従来は、素材の良さを活かすには“いかに早く届けるか”が重要視されていました。しかし、ゼロカラの技術を使えば、素材そのものの味をそのまま維持しながら保存・提供できます。冷凍の可能性に大きな魅力を感じました。
“食”という広大な分野の中で、この技術が持つポテンシャルは計り知れません。今の時代のニーズにも合致しており、新たな価値を生み出せると確信し、ゼロカラのCFGとして参画することを決めました。
シェフ・フローズン・ガストロノミスト(Chef Frozen Gastronomist)の略です!
凍結技術と料理の芸術を融合させるシェフという立場で、新しい価値を提供することを目的として、自分たちで名づけました。
シェフ(Chef):料理を作り、食材の扱いや味付けを熟知した料理の専門家。
フローズン(Frozen):超高速凍結技術を駆使して、食材や料理を冷凍保存すること。
ガストロノミスト(Gastronomist):美食や料理に関する深い知識を持ち、料理の本質や美味しさを追求する人。
凍結技術を活用して食材の質や味を保持し、さらに新しい食文化を創出するという、料理家としての創造力と技術的な知識の融合を象徴しています。
凍結技術で、新たな美食体験を創る。これが私たちの決意表明です。
ゼロカラの凍結技術を活用することで、食感・見た目・味を維持し、さらに高速凍結でより美味しくなる新しい冷凍食品の開発やサービスサポートが可能になります。
今後、この技術と料理家として培ってきたアイディア力を融合させて、冷凍食品の常識を覆す商品を作りたいと考えています。
子ども、介護、主婦、企業など、多様なニーズに寄り添ったメニュー提案を強みとし、より幅広い層に向けて情報発信や研究、開発を進めていきます。
さらに、この技術を導入することで、調理の効率化や食品ロス削減など、業界の課題を解決し、不可能を可能にする新たな価値を生み出していきたいと考えています。
この記事を書いた専門家(アドバイザー)
著者情報 ゼロカラ凍結研究Lab CFG
「ゼロカラ作る」を楽しむ超高速凍結機メーカーのゼロカラ。 "できないができる!"アイディアと凍結技術を融合させるシェフという立場で、新たな美食体験を創り凍結研究情報を発信します。
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